ユビキタスキャプチャー by モレスキン

引用させて頂きます。
「全てを手帳に記録する」、ユビキタス・キャプチャーの実践 | Lifehacking.jp

最近よく使われるようになったこのユビキタスという言葉には、「汎用的」とか「どこでもみつかる」という意味がありますが、ここでは「全ての場所で全ての出来事を」という意味に使っています。つまり、「ユビキタス・キャプチャー」というのは、「人生に起こる全ての出来事を記録してゆく」という手法です。

井上光晴氏の「小説の書き方」(新潮選書)に A, B, C の三つの練習ノートを作るという話があるのですが、そのうち最初の A ノートは朝から夜までの全てのできごとを書いてゆくものとして紹介されています。これもユビキタス・キャプチャーの一種ですが、こうして記録してゆくことによって様々な効果が生まれます。

ものごとに「忘れる」すきを与えない安心の感覚。創造性や発想力。そしてなによりも、人生の一瞬一瞬を捉えて放さないぞ、という「コントロール」の感覚です。

ユビキタスという言葉に敏感なんで反応してしまいました。
ノート術にハマリ、約1年くらいいろいろ試行錯誤していますが、一番問題になるのはやはり一元管理&携帯性キープの両立の難しさです。

必要なのは、手帳と筆記用具だけです。ただし、この二つはいつでもどこでも持ち歩くことが大前提です。人にもよると思いますが、私は鉛筆が時とともに薄れてしまうのが気になるので、ペンで書くようにしています。手帳はずっと保存することと、背表紙が堅くて手で持ったままでも書きやすいといった点を考慮して、少々高価ですが Moleskine Pocket Ruled Notebook を愛用しています。

私もモレスキンを1年くらい使ってみましたが、なんかこう絶妙です。
書く量が多いので、A5ノートに切り換えたり色々と試行錯誤してたんですが、やっぱりポケットサイズの手帳タイプに戻ろうかなというココ最近であります。

こうして念頭にある全てのことを記録してゆくと、日々のできごとを「覚えておく」のではなく、「書いて忘れる」というスタイルがだんだん確立してきます。忘れたくない出来事の全ては手帳に書いてあるという安心が生まれますので、頭の中に苦労して溜め込んでおかなくてすむようになります。

自分の経験では、最初は「こんなくだらないことを書き込んでもいいのか?」と、重要なことだけにキャプチャーをとどめようという気持ちがわき起こりますが、そこをあえて、最初はなんでも念頭にあることは全て書くようにしていきます。時間と経験とともに、絶対に後で利用されないゴミ情報と、書き込んでゆくべき「ネタ」との区別がつくようになっていきます。

「ネタ」の区別、すなわちノート術の向上、これはよく分かります。共感します。

でもって、書いた次に大事なことはユビキタスに見る/引く(検索する)ことです。
私も何時でも何処でも見たい派なんで、A5サイズじゃあ辛いところ、ポケットサイズに戻しましょうかね、といったところです。