書く技術 プレジデントプラス

東北大学教授 川島隆太氏による記事から。

手書きで書くと前頭前野は活性化しますが、パソコンを使ったり、携帯電話のメール機能を使うとまったく前頭前野が活性化されないことがわかっています。

”超”シリーズの野口悠紀雄氏がなんかの著書上で、パソコンでも手書きでも生まれる文章や能率に大差ない、と書かれていたと(多分)思ったが、個人的には川島/手書き説に賛成!
自筆ノートやメモの類を読み返すと、それを書いたときのロケーションであったり、シチュエーションをズバッと想い出す事が多く、また手を離した後でも頭の中で推敲を続けられるケースが多いと思う。

前頭前野を活性化させる3つの原則

  1. 読み書き計算
  2. 他者とのコミュニケーション
  3. 手指を使って何かを作ること。単に指を動かすのではなく、何かをつくる目的で手先を使う。

成る程!

指を使えば頭がよくなるというのは単なる迷信。いくら指先でクルミをくりくり廻しても前頭前野はまったく動かない。
何かをつくるというクリエーティブな作業に指を使ったときに初めて、前頭前野は活性化する。
手書きで文章を書く。絵を描く。工作をする。手芸をする。楽器を演奏したり、調理をすることは前頭前野に非常にいい。

脳活動を画像化して分析するという、脳機能イメージング研究の大家の言うことは説得力がある。


川島隆太氏と言えば、計算ドリルや脳力UP系のゲーム監修が有名。
脳を鍛える大人の計算ドリル―単純計算60日
川島隆太教授の「脳力」を鍛える読み書き計算トレーニング (別冊宝島 1280)


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