耳からの脳力革命

音楽と言語の関係等についても述べられています。

英語等の語学についての学習書は何冊か読んだ事があり、高速視聴や高周波数の音が速読速聴に有効であったりという知識はありました。
が、音楽と語学の絡みについてはあまり考えたことがなかったので新鮮でした。 
よく取上げられる事例ですが、モーツァルトについても述べられています。


聴く・読む・話す・書く、とそれぞれの関連や脳力向上においての優先順位についても触れられていますので、単に速聴だけ・速読だけ、について書かれた本よりかは、価値があるのではと思います。


ただし、七田眞氏の著書や活動を知られている方は、半分くらいは旧知の内容でしょう。
児童教育、バイリンガル教育、聴覚・視覚トレーニン
(フラッシュ等)、右脳・左脳について 等々



もう一人の著者、傳田文夫市による伝田式聴覚開発システムについて、たっぷりと紹介や体験談が書かれています。
ヘッドフォンを用いて音楽・高周波音・自然音・加工音を聴き続けるというもの、興味はあります。

が、70ページにもわたる体験談が載せられているのは少し不満です。全項のうちの1/4項が体験談というのは長すぎる という気がします。


全般的には、ためになる本でした。
早速、英語力向上に役立ててみます。